天気が崩れる前になると頭が痛くなる。ふとした時にめまいがする。耳鳴りも気になって仕方がない。どれも検査でははっきりした原因が見つからないことが多く我慢しながら過ごしている方が少なくありません。今回は手指のこわばりから始まり頭痛やめまい、耳鳴りへと不調が移り変わった50代女性が漢方で体質を整えて治療を卒業されるまでの経過をご紹介します。

この記事の要点

  • 天気が崩れる前の頭痛やめまい、耳鳴りは自律神経の乱れが背景にあることがあります
  • この患者さんは両手指のこわばりと痺れから始まり、頭痛そして耳鳴りへと症状が移り変わりました
  • 症状の変化に合わせて薬方を切り替え、約6ヶ月で頭痛がほぼ消え、約10ヶ月で治療を卒業されました

頭痛やめまい、耳鳴りが重なるのは自律神経の乱れかもしれません

これらの症状は別々に見えて自律神経の乱れという共通の背景を持つことがあります。気圧や気温の変化に体がついていけないと頭痛やめまいが出やすくなります。耳鳴りも体のバランスが崩れたサインとして現れることがあり、いくつもの不調が重なって続く場合は体質から見直すことが助けになります。

【症例】大阪市在住 50代女性の改善経過

患者さんプロフィール

  • 年齢・性別 50代・女性
  • お住まい 大阪市
  • 主な症状 両手指のこわばりと痺れ、手の冷え。その後に頭痛・めまい・耳鳴り
  • そのほか 手の第一関節にヘバーデン結節

ご相談時の状態

最初のご相談は両手の親指から中指にかけてのこわばりと痺れでした。第一関節にはヘバーデン結節があり手の冷えも強く出ていました。冷えと巡りの悪さが背景にあると考え、手足を温めて血を巡らせる方向の薬方から始めています。

漢方治療の経過

  • 約1週間 手の痺れが無くなりこわばりも軽くなる
  • 約1ヶ月 手の症状は落ち着く。一方で自律神経による頭痛と気持ち悪さが目立つように
  • 約2ヶ月 頭痛が落ち着いてくる。かわりに耳鳴りが気になり始める
  • 約3ヶ月 立ち上がった時の頭痛が出たため水の巡りを整える方向へ薬方を切り替え
  • 約3ヶ月半 朝の頭痛と気持ち悪さ、耳鳴りが軽くなる
  • 約6ヶ月 頭痛がほぼ無くなり耳鳴りも良くなる
  • 約10ヶ月 頭痛が出ない日が続き朝もすっきり起きられる。雨の日も問題無し
  • 約11ヶ月 安定したため服用回数を減らす段階へ
  • その後 体調に合わせて服用回数を調整しながら減薬を進め治療を卒業

漢方ではどのように考えたか

最初は手の冷えとこわばりから冷えと血の巡りに着目しました。手の症状が落ち着いた後は頭痛やめまいが前面に出てきたため、水の巡りの乱れに着目して薬方を切り替えています。天気が崩れる前に悪化する頭痛やめまいは体内の水の巡りが関わることが多く、この方も切り替えた後に変化が現れました。耳鳴りについても単独で捉えるのではなく全身のバランスの一部として整えています。

漢方治療の費用

この患者さんの場合は1日あたり820円でした。体質や症状によって選ぶ薬方が異なるため費用も変わります。ご相談時に目安をお伝えします。

よくあるご質問

Q
どのくらいで変化を感じますか?
A

この方は手の痺れが約1週間で軽くなり、頭痛と耳鳴りは数ヶ月かけて落ち着いていきました。症状や体質により変化を感じるまでの期間は異なります。

Q
天気で悪化する頭痛やめまいにも漢方は使えますか?
A

気圧や気温の変化で悪化する不調は体内の水の巡りが関わることが多く、体質に合わせて整えていきます。

Q
良くなったら漢方はやめられますか?
A

この方は症状が安定してから服用回数を調整し、最終的に治療を卒業されました。体調を見ながら段階的に進めますのでご相談ください。

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