繰り返す大人ニキビ、あご・フェイスラインの炎症や赤み
スキンケアを変えても、皮膚科の薬を塗っても、また同じ場所にできてしまう。その理由は肌の外側ではなく体の内側のバランスにあるかもしれません。

この記事の要点

  • 大人ニキビはホルモンバランスや胃腸の不調など原因が複合的です
  • あごやフェイスライン、頬など、できる場所によって背景となる体質が変わります
  • 熱、血の滞り、湿、気の巡りの4つのタイプに分けて体の内側から整えます

大人ニキビとは?|思春期ニキビとの違い

10代の思春期ニキビと異なり、大人のニキビはホルモンバランス・ストレス・胃腸の不調・生活リズムなど、原因が複合的です。特に女性は生理周期に連動して悪化しやすいのが特徴です。

こんなお悩みはありませんか

  • あご・口周り・フェイスラインに繰り返しできる
  • 生理前に必ず悪化する
  • 炎症や赤みがなかなか引かない
  • 皮膚科の薬で一時的に良くなるが、やめると戻る
  • ニキビ跡・赤みが残りやすい

大人ニキビができる場所と体質の関係

大人ニキビはできる場所によって背景となる体質の傾向が変わります。ご相談でもどこに繰り返しできるのかを詳しく伺います。

  • あごやフェイスライン。ホルモンバランスの影響を受けやすい場所です。生理前の悪化や冷えをともなう方が多く見られます
  • 頬。胃腸の状態が現れやすい場所です。食生活の乱れや消化力の低下が関わります
  • 額やこめかみ。熱がこもりやすい方やストレスを受けている方に多く見られます
  • 口の周り。胃腸の疲れや便通の乱れと関係することがあります
  • 背中や胸。湿と熱がこもりやすい体質の方に出やすい場所です

もちろん場所だけで判断することはありません。全身の状態や生活の様子とあわせて見ていきます。

スキンケアや皮膚科の薬で戻ってしまう理由

皮膚科で処方される薬や丁寧なスキンケアは炎症を抑えるうえで有効です。ただ肌に出ている炎症を抑えても、それを作り出している体の状態が変わらなければ薬をやめたときに同じ場所へ戻ってしまいます。

生理前に必ず悪化する。疲れがたまると出てくる。甘いものを食べた翌日に増える。こうした変化に心当たりがある方は肌の外側だけでなく内側の要因が大きいと考えられます。漢方は炎症を抑えることではなくニキビができにくい状態へ体を戻していくことを目指します。

漢方で考える大人ニキビ|体質タイプ別のアプローチ

東洋医学ではニキビを「熱」「血の滞り」「湿(老廃物の停滞)」「気の巡りの悪さ」などに分類し、肌に現れたサインを体の内側から整えます(※適切な薬方は体質により異なります。専門家にご相談ください)。

  • 熱タイプ:赤く炎症が強い方。こもった熱を冷ます方向
  • 血の滞りタイプ:暗い赤色・ニキビ跡が残りやすい方。巡りを整える方向
  • 湿タイプ:脂っぽく化膿しやすい方。余分な湿をさばく方向
  • 気の巡りタイプ:ストレスや生理前に悪化する方。気を巡らせ、ホルモンのゆらぎを整える方向

【症例】繰り返す炎症・赤みが落ち着いた大人ニキビの改善例

繰り返す炎症と赤みに悩まれていた方が体質に合わせた漢方で肌の状態が落ち着いていった症例をご紹介しています。

詳しい経過はこちら → 大人ニキビが漢方で落ち着いた症例

大人ニキビのために日常でできること

  • 甘いものと脂っこいものを控えめにする。体に熱と湿をためやすくします
  • 辛いものやアルコールは炎症が強い時期だけでも控える
  • 睡眠時間を確保する。肌の回復は眠っている間に進みます
  • 便通を整える。便秘が続くと肌に出やすくなります
  • 生理周期と肌の状態を記録する。悪化する時期がわかると対策が立てやすくなります
  • 気になっても触らない。刺激は跡が残る原因になります

一度に全部を変える必要はありません。ご自身の悪化しやすいパターンに当てはまるものから始めてください。

漢方相談の流れ

  1. WEBまたはLINEからご予約いただきます
  2. 体質を確認します。ニキビの出る場所や色に加えて生理周期や胃腸の調子、睡眠の状況まで伺います
  3. 体質に合わせた薬方をご提案します
  4. 服用開始後は肌の変化を確認しながら調整していきます

肌の変化は少しずつ現れます。写真を残しておくと経過がわかりやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q
皮膚科の薬と併用できますか?
A

併用できる場合が多いです。外用・内服中のお薬があればお知らせください。

Q
どのくらいで変化を感じますか?
A

肌のターンオーバーの関係で1〜3ヶ月かけて少しずつ変化を感じる方が多いです。

Q
生理前の悪化やPMSも一緒に相談できますか?
A

はい。ニキビと生理周期の不調は関わりが深く、体質全体を見て一緒に整えます。詳しくはPMSと漢方の記事もご覧ください。

漢方治療の費用目安

基本となる1薬方の場合、1週間あたり3,500円〜4,900円前後。複数の薬方や補助剤を使用する場合は1週間あたり5,000円〜7,000円前後が目安です(体質・症状により異なります)。

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監修・執筆

三井 翔 大阪漢方薬房 代表/薬鍼堂 代表

大阪・豊中の大阪漢方薬房と、兵庫・伊丹の薬鍼堂で漢方相談を行っています。同じ症状でも体の状態は人によって違うため、経過を確認しながら薬方を調整していく相談を大切にしています。

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