関節リウマチは自己免疫の異常によって関節に慢性的な炎症が起こる病気です。朝のこわばり、関節の腫れや痛み、動かしにくさが代表的な症状で、40代以降の女性に多く見られます。大阪漢方薬房ではこれを瘀血(血の滞り)・湿熱(体内の炎症)・寒湿(冷えと湿り)といった体質の偏りとして捉え、体質に合わせた漢方で整えていきます。

大阪漢方薬房は大阪府豊中市にあり、阪急豊中駅から徒歩1分です。大阪市内や北摂エリアからもお越しいただけます。ご来店が難しい方には電話やオンラインでのご相談も承っており、相談料はいただいておりません。

このページの要点

  • 漢方では瘀血・湿熱・寒湿など、痛みの出方や体の状態から体質のタイプを見分けて整えます
  • 漢方を中心に取り組まれる方も、病院の治療と併せる方も、どちらのご相談も承っています
  • 朝のこわばりの長さ、痛みの出方、疲れやすさなど、日々の感じ方の変化を確認しながら薬方を調整していきます

関節リウマチとはどんな病気ですか

本来は体を守る働きをする免疫が自分の関節を攻撃してしまうことで炎症が続く病気です。関節を包む滑膜という組織が腫れ、進行すると軟骨や骨が傷んで関節が変形することがあります。

次のような症状から始まることが多いです。

  • 朝起きたときに手がこわばって動かしにくい
  • 指先や手首の関節が痛む
  • 関節が腫れて熱を持っている
  • 疲れやすい、微熱が続く

左右の同じ関節に症状が出やすいのが特徴です。加齢による関節の痛みと区別がつきにくいこともあるため、朝のこわばりが30分以上続く場合は一度医療機関で検査を受けておくと、その後の見通しが立てやすくなります。

関節リウマチに漢方は使えますか

使えます。漢方では関節の炎症を体の中で起きている偏りのあらわれとして捉えます。血の巡りが滞っている、余分な熱がこもっている、冷えと湿りが停滞している。どこに偏りがあるかによって整える方向が変わります。

この偏りが整ってくると朝のこわばりが短くなる、痛みの波が小さくなる、疲れにくくなるといった形で変化を感じられる方がいらっしゃいます。当店では漢方を中心に取り組まれている方もいらっしゃいますし、病院の治療と併せている方もいらっしゃいます。どちらの形でもご相談を承っております。

漢方ではどのように整えますか

  • 炎症の熱を落ち着かせる
    関節が腫れて熱を持つ状態にはこもった熱と余分な水分を外に出す方向で整えます
  • 血の巡りを流す
    刺すような痛みや痛む場所が決まっている場合は滞った血を動かす方向で整えます
  • 冷えと湿りを温めてさばく
    寒い日や雨の日に悪化する場合は温めながら停滞した水分を動かします
  • 胃腸を守り、気血を補う
    長く続く不調は体力を消耗させます。胃腸を助けて気血を補うことで回復する力そのものを支えます

関節リウマチは経過の長い病気です。同じ薬方をずっと続けるのではなく、季節や体調の変化に合わせて見直していきます。良くなってきたからこそ切り替えが必要になる場面もあります。

漢方で考える関節リウマチ|体質タイプ別の整え方

同じ関節リウマチでも痛みの出方や体の状態は人によって違います。漢方では次のようなタイプに分けて考えます。

瘀血タイプ

刺すような痛み、痛む場所が決まっている、肩こりや頭痛を伴う。血の滞りを流す方向で整えます

湿熱タイプ

関節が腫れて熱を持つ、赤みがある、暑がりで口が渇く。こもった熱と余分な水分をさばく方向で整えます

寒湿タイプ

冷えると痛みが強くなる、雨の日や寒い日に悪化する、体が重だるい。温めて湿りをさばく方向で整えます

気血両虚タイプ

疲れやすい、顔色が悪い、経過が長く消耗している。気と血を補って支える方向で整えます

複数のタイプが重なることもあり、経過とともに変わることもあります。そのため、はじめに選んだ薬方をずっと続けるのではなく、経過を確認しながら見直していきます。

日常でできること

  • 関節を冷やさない 冷房の風が直接当たらないようにする、手首や膝を薄手のもので覆う
  • 朝の動きはゆっくり始める 起きてすぐは関節がこわばっています。温かい湯で手を温めてから動かすと楽になることがあります
  • 疲れをためない 過労や睡眠不足の後に症状が強く出ることがあります
  • 胃腸を冷やさない 冷たいものや脂っこいものが続くと体の巡りが落ちて痛みが出やすくなります

こんなときは医療機関へ

  • 発熱が続く、体重が減ってきた
  • 息切れや空咳が出てきた
  • 手足に力が入らない、しびれが出てきた

急な変化があるときは原因を確かめておくことが大切です。判断に迷う場合はご相談ください。

【症例】関節リウマチの漢方相談例

10年にわたり関節リウマチと付き合ってこられた60代女性の経過をご紹介しています。朝のこわばりが1時間以上続き、胃もたれと倦怠感にも悩まれていた方が、1ヶ月でこわばりの時間が短くなり、趣味のガーデニングを再開されるまでの記録です。

関節リウマチが漢方で改善した60代女性の症例を読む

経過は体質や病状によって異なります。同じ結果を保証するものではありません。

よくある質問

Q
漢方だけで関節リウマチに取り組むことはできますか。
A

漢方のみで改善されている方は多くいらっしゃいます。一方で病院の治療と併用している方もおられ、その場合は飲み合わせを確認したうえでご提案します。なお、現在お使いのお薬を減らす・やめるという判断は処方した医師にご相談ください。

Q
市販の漢方薬でも関節リウマチに対応できますか。
A

市販品は決まった処方をそのまま使う形になるため体質と合えば楽になることもありますが合わないと変化が出ません。関節リウマチは瘀血・湿熱・寒湿など、痛みの出方によって整える方向が変わります。冷えると痛む方と、熱を持って腫れる方では選ぶ薬方が逆になることもあります。体質を伺ったうえで選ぶことをおすすめします。

Q
どのくらいで変化を感じますか。
A

朝のこわばりの長さや胃腸の調子といった日々の感じ方は、1ヶ月から3ヶ月で変化に気づかれる方が多くいらっしゃいます。痛みの波が落ち着き、体力が戻ってくるまでには半年以上かかることもあります。

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監修・執筆

三井 翔 大阪漢方薬房 代表/薬鍼堂 代表

大阪・豊中の大阪漢方薬房と、兵庫・伊丹の薬鍼堂で漢方相談を行っています。同じ症状でも体の状態は人によって違うため、経過を確認しながら薬方を調整していく相談を大切にしています。

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漢方相談のご案内|完全予約制

大阪漢方薬房は完全予約制です。相談料はいただいておりません。初回は体質と経過を伺うため30分から1時間ほどお時間をいただきます。現在お使いのお薬がある場合は、お薬手帳などをお持ちください。

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