起立性調節障害とは?|朝がつらい原因は「自律神経の乱れ」
起立性調節障害は、主に自律神経の働きが不安定になることで血圧調整がうまくいかなくなる疾患です。
特に成長期の小学生・中学生・高校生に多く見られ、次のような症状が慢性的に続きます。
よくある症状
- 朝になると起き上がれない
- 立ちくらみ・めまい・ふらつき
- 吐き気・腹痛・食欲不振
- 頭痛・動悸・強い倦怠感
- 午前中はほぼ動けず、午後から少し楽になる
これらの症状が続くことで、
「怠けているのでは?」
「気持ちの問題では?」
と誤解されやすく、本人も家族も強いストレスを抱えてしまいます。
病院治療で改善しない理由とは?
起立性調節障害の治療では、昇圧剤や自律神経調整薬が使われることが一般的です。
しかし、実際には次のような声も少なくありません。
- 薬を飲んでも朝のつらさが変わらない
- 動悸や気分不良などの副作用が出る
- 一時的に良くなっても再発する
- 「成長すれば治る」と言われ、不安が残る
これは、症状だけを抑え、体質そのものにアプローチできていないことが原因の一つです。
起立性調節障害に漢方治療が選ばれる理由
① 体質を見極め、根本から整える
漢方では「病名」よりも、なぜその症状が起きているのかを重視します。
起立性調節障害の方に多い体質は、
- 気虚(エネルギー不足)
- 血虚(栄養・血の不足)
- 肝の不調(ストレス・緊張)
- 脾胃虚弱(胃腸が弱い)
これらを総合的に判断し、体に無理のない形で改善を目指します。
② 成長期でも安心して続けやすい
自然由来の生薬を中心とする漢方は、副作用が比較的少なく、長期的な体質改善に向いているのが特長です。
③ 自律神経とメンタルの両方に作用
「朝が来るのが怖い」「学校に行けるか不安」
こうした気持ちの緊張も、症状を悪化させます。
漢方は、心と体を同時に整える治療法です。
【漢方症例】起立性調節障害で不登校気味だった中学生の改善例
患者さんプロフィール
- お名前:S.Tさん
- 年齢・性別:14歳・女性
- 居住地:大阪府豊中市
- 来店理由:朝起きられず、学校を欠席する日が続いていた
漢方治療の経過
初診時の状態
- 起床時に強い吐き気とめまい
- 午前中はほぼ寝たきり
- 食欲がなく、体重も減少
- 夜は眠れず、日中は強い不安感
病院で起立性調節障害と診断されましたが、「薬を飲んでも根本的に良くならない」と感じ、漢方相談に来られました。
「体を立て直すこと」を最優先に、体力を補う処方と自律神経を整える処方を組み合わせて開始。
▶ 1ヶ月後
- 朝の吐き気が軽減
- 夜に眠れる日が増える
- 表情がやや明るくなる
▶ 3ヶ月後
- 朝に起き上がれる日が増加
- 午前中から学校に行ける日が出てくる
- 食欲が戻り、体力が回復
▶ 6ヶ月後
- ほぼ毎日登校できる状態に
- めまいや動悸は消失
- 「また休むかも」という不安が大幅に軽減
患者さん・保護者の方の声

「体調だけでなく、気持ちまで前向きになりました」
朝になると動けなくなる娘を見て、どうしていいか分かりませんでした。
漢方は時間がかかるイメージでしたが、少しずつ確実に変化があり、今では自分から学校に行く準備をしています。
親子で安心できる場所に出会えたと感じています。
今回の漢方薬の金額
1日あたり1040 円(税込)
※体質や症状により処方内容が変わります。ご予算に応じた調整も可能です。無理なく続けられるようご提案します。
よくあるご質問(Q&A)
- Q起立性調節障害は漢方だけで改善しますか?
- A
多くの方が改善を実感されています。生活習慣の調整と併せることで、より安定しやすくなります。
- Q効果が出るまでどれくらいかかりますか?
- A
早い方で1ヶ月、安定には3〜6ヶ月を目安に考えていただくと良いです。
- Q親だけの相談も可能ですか?
- A
可能です。お子さまが来店できない場合でも、保護者の方のみでのご相談を多く受けています。
起立性調節障害でお悩みの方へ|一人で抱え込まないでください
起立性調節障害は、「体質を整えれば改善できる症状」です。
当店では、
- 丁寧な体質分析
- 成長期に配慮した漢方提案
- 継続しやすいフォロー体制
を大切にしています。
「このままで大丈夫なのか…」
そう感じた今が、相談のタイミングです。
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