「不登校」を漢方から見た本当の原因
不登校は「怠け」や「気持ちの問題」と誤解されがちですが、実際には心と体のバランスが崩れ、学校生活に適応できなくなった状態と捉えるのが適切です。
特に近年は、
- 朝起きられない
- 学校のことを考えると腹痛・頭痛・吐き気が出る
- 理由ははっきりしないが、体が動かない
- 家では元気なのに、学校となると不調が出る
といったケースが非常に増えています。
西洋医学で「異常なし」と言われる不登校
病院で検査をしても「異常なし」「様子を見ましょう」と言われ、保護者の方が行き場のない不安を抱えてしまうことも少なくありません。
漢方から見る「不登校」の体質的背景
漢方では、不登校を以下のような体質の乱れとして捉えます。
- 気虚:エネルギー不足で朝動けない
- 水毒:不安感・集中力低下・寝つきが悪い
- 気滞:ストレスを溜め込みやすく感情が不安定・眠りが浅い
- 脾虚:胃腸が弱く、腹痛・吐き気が出やすい
これらが複合的に絡み合い「行きたい気持ちはあるのに体がついてこない」状態を作り出します。
漢方の強みは「なぜ学校に行けないのか」を体質レベルで説明できることにあります。
漢方で不登校をサポートする3つのメリット
① 心と体を同時に整えられる
自律神経・消化機能・精神状態を切り分けず、一つの流れとして調整します。
② 成長期の子どもにも使いやすい
眠気や依存性のある薬に頼らず、自然な回復力を引き出す方法です。
③ 学校に行かせる治療ではない
漢方治療の目的は、まず元気になること・安心できる体を作ること
結果として学校復帰につながるケースが多くあります。
【症例】小学校高学年から不登校に。半年後には週5日登校へ
患者さんプロフィール
- B.Sさん(仮名)
- 11歳・男子(小学5年生)
- 大阪府箕面市在住
ご相談時の状況
- 小4の冬頃から朝になると腹痛で欠席が増える
- 学校の話題になると黙り込む
- 病院ではストレス性の腹痛と言われ、整腸剤のみ
- 2ヶ月以上ほぼ不登校状態
親御さんは
「無理に行かせるのは違う気がするが、何をすればいいか分からない」
という強い不安を抱えて来店されました。
漢方治療の方針と経過
▶ 初回カウンセリング
- 胃腸が弱く、食事量が少ない
- 音や人に敏感
- 夜眠りが浅く、朝が特につらい
▶ 服用開始〜1ヶ月
- 腹痛の頻度が減少
- 表情が柔らかくなり、会話が増える
- 朝の不機嫌さが軽減
▶ 3ヶ月後
- 午前中だけ登校できる日が出てくる
- 「給食は食べたい」と前向きな発言
▶ 6ヶ月後
- 週5日登校が可能に
- 学校の話を自分からするように
- 表情・姿勢・声の張りが明らかに改善
保護者の方の声

「子どもを責めずに済むようになりました」
漢方の説明で「体がしんどかったんだ」と分かり、親としての接し方も変わりました。
結果的に子どもが少しずつ自信を取り戻していったように感じます。
よくあるご質問(Q&A)
- Q不登校そのものに漢方は効くのですか?
- A
不登校の背景にある自律神経の乱れ・無気力・不安感に対して有効です。
- Q学校に行かせることが目的ですか?
- A
いいえ。元気になることが最優先です。結果として登校につながるケースが多くあります。
- Qどのくらいで変化が出ますか?
- A
早い方で1ヶ月、安定には3〜6ヶ月を目安にしてください。
不登校でお悩みの方へ|一人で抱え込まないでください
不登校は「心が弱い」のではなく「体が限界を迎えているサイン」であることが多くあります。
当店では、
・お子さまの体質
・ご家庭の状況
・親御さんの不安
すべてを含めて無理のない漢方サポートを行っています。