パニック障害とは?|突然の不安発作とその背景
パニック障害とは、明確な理由もないのに突然の強い不安感・動悸・呼吸困難・めまいなどの「パニック発作」が繰り返し起こる精神疾患です。
特に以下のような状況で発症することが多く、
- 電車やバスなどの密室空間
- 会議や美容院、映画館など途中で抜けられない場所
- 人前での緊張や不安が高まる場面
強い恐怖や不安を繰り返すことで、外出ができなくなったり、日常生活が制限されるようになる方も少なくありません。
パニック障害に対する漢方のアプローチ
西洋医学では抗不安薬・抗うつ薬・カウンセリングが中心になりますが、
- 副作用がつらい
- 服薬していても発作が続く
- 根本的に体質を改善したい
という方に、漢方は体と心のバランスを整える治療法として選ばれています。
漢方治療の3つのメリット
❶ 心身両面に作用する「体質改善」
漢方では、気・血・水の巡りや五臓六腑のバランスを整え、「不安を感じやすい体質」そのものを調整します。
❷ 副作用が少なく継続しやすい
体への負担が少なく、眠気・依存性といった副作用の心配も比較的少ないのが特徴です。
❸ 一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイド
同じ「パニック障害」でも体質は十人十色。緊張しやすいタイプ、胃腸が弱いタイプ、疲れやすいタイプなど、それぞれに合った処方が可能です。
【症例】電車に乗れなかった30代女性が、通勤できるまでに改善
●患者プロフィール
- お名前:M.Kさん(仮名)
- 年齢・性別:35歳・女性
- 職業:事務職(大阪市内勤務)
- 地域:大阪府豊中市在住
●初診時の悩み
1年ほど前から突然、
- 電車での通勤中に動悸・めまい・呼吸困難
- 「このまま死ぬのでは」と思うほどの恐怖感
- 病院でパニック障害と診断、抗不安薬を処方されるも副作用で継続困難
- 通勤ができなくなり、休職
「安定剤以外の方法で治したい」と考え、当店へ漢方相談に来店されました。
治療方針と改善の経過
▶ 初回のカウンセリング
舌・脈・腹診に加え、日常生活・発作のきっかけ・性格傾向を丁寧に確認。
M.Kさんは、
- 「肝気鬱結(かんきうっけつ)」=ストレスに弱く、気の巡りが停滞
- 「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」=胃腸が弱く、心が不安定 という漢方的体質と判断。
▶ 漢方服用1ヶ月目
- 胃の不快感が減少
- 睡眠が深くなり、不安感がやや軽減
▶ 3ヶ月目
- 日中の発作が減少
- 短時間であれば電車に乗れるように
- 「死ぬかもしれない」という恐怖感がかなり和らぐ
▶ 6ヶ月目
- 毎日の通勤が可能に!
- 休日も買い物や友人との外出ができるように
- 漢方は穏やかに減薬中
患者さんの声

「外に出られるようになっただけで、人生が変わりました」
はじめは本当に疑いながら来店しました。でも、毎回先生が丁寧に話を聞いてくれて、処方を調整してくれる安心感があり、いつの間にか「怖くない日」が増えていました。今では普通に電車に乗れて、仕事に復帰できたのが本当に嬉しいです。人生に自信が持てました。
よくあるご質問(Q&A)
- Qパニック障害は漢方だけで改善できますか?
- A
安定剤の服薬に頼らず改善される方も多くいらっしゃいます。病院の治療と併用も可能です。
- Qどれくらいの期間で改善しますか?
- A
目安として1〜3ヶ月で発作の頻度が減り、徐々に日常生活が安定してきます。完全に不安が消えるまでには体質により1年ほどかかることもあります。
- Q他の症状(不眠・動悸・胃の不調)も同時に診てもらえますか?
- A
はい、心と体はつながっています。不眠・胃腸の不調・自律神経の乱れなど、複数の悩みを包括的に診ていきます。
【まずは無料体質相談から】自分のペースで一歩ずつ回復へ
「もう外に出られないかもしれない…」
そんな不安がある方も、焦らず、今の自分の体質と心に合ったペースで回復する方法があります。
当店では、初回の体質相談を丁寧に行い、西洋医学と東洋医学の両面から安心して続けられる提案をしております。
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