高校生に増えている「起立性調節障害」とは?
近年、高校生の間で増えているのが朝起きられない・学校へ行けないという悩み。
その背景には、「起立性調節障害(OD)」という自律神経の不調による病気が関係しています。
起立性調節障害の主な症状
- 朝起きられない、午前中は動けない
- 立ちくらみ・めまい・頭痛
- 動悸・吐き気・食欲不振
- 日中は元気なのに、朝になると体が重い
- 不登校、学業の遅れ、人間関係への不安
このような状態が続くと、本人もご家族も精神的・社会的に大きな負担を抱えることになります。
起立性調節障害に漢方が選ばれる理由
❶ 体質に合わせて根本から改善を目指せる
漢方では、起立性調節障害を「気虚」「血虚」「肝鬱(ストレス)」「陽虚(冷え)」などの体質バランスの乱れと捉え、それぞれに応じた処方を行います。
❷ 自律神経とホルモンの調整に対応
漢方は「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方に基づき、身体だけでなくメンタルの安定もサポートします。
❸ 成長期にも優しく、副作用が少ない
高校生の成長期はデリケートな時期。漢方薬は自然由来の処方が多く、副作用が比較的少ないため安心して続けられます。
【実際の症例紹介】朝になると起きられず不登校気味だった高校生が元気に登校
●患者プロフィール
- お名前:Y.Kさん(仮名)
- 年齢・性別:17歳・女性(高校2年生)
- 地域:大阪府豊中市
●ご相談時の状況
中学2年生の頃から、朝になると強い倦怠感、頭痛、吐き気で起き上がれなくなる日が続く。
高校入学後は遅刻や欠席が増え、1学期の出席日数は半分以下に。
病院で「起立性調節障害」と診断され昇圧剤を処方されたが、副作用で気分が悪くなり、薬は中止。
お母様が「根本的に体を整えてあげたい」と、漢方相談に来店。
治療の流れと変化
▶ 初回相談・体質診断
脈・舌・問診の結果、Y.Kさんの体質は
- 気虚(エネルギー不足)
- 肝鬱気滞(ストレスによる気の滞り)
- 血虚・冷え症
という複合タイプと診断。
初回は【補気+気の巡り改善+温める処方】の漢方薬を提案。
▶ 治療1ヶ月目
- 朝のだるさはあるが、登校できる日が週2〜3日に増加
- 夜の寝つきが改善し、食欲も安定
- 朝食を少しでも取れるように
▶ 治療3ヶ月目
- 起床がスムーズになり、週5登校が可能に
- 腹痛や吐き気も出にくくなる
- 笑顔が増え、表情が明るくなる
▶ 治療6ヶ月目
- 毎日7時に自然に目覚めるように
- 朝から食事・会話ができ、学校行事にも積極的に参加
- 漢方はメンテナンス量に減量し、部活動も始められるまでに回復
患者さんの声(ご家族より)

「“また元気に学校行けるようになるよ”と言ってもらえたのが救いでした」
不登校になりかけていた娘を前に、親として何もできない日々が続いていました。
薬に頼らず自然な方法で体を整えたいと思い、こちらに相談しました。
初回の問診がとても丁寧で、娘も「分かってもらえた」と涙を浮かべていました。今では朝から制服を着て、笑顔で「いってきます!」と出ていく姿に本当に感謝しています。
よくあるご質問(Q&A)
- Q朝どうしても起きられないのですが、漢方で改善できますか?
- A
はい。体質に合わせて処方することで、エネルギーの不足や自律神経の乱れが整い、自然に起きられるようになる方が多くいらっしゃいます。
- Q病院の薬と併用できますか?
- A
基本的には可能です。現在服用中の薬があれば、併用の安全性を確認したうえで処方いたします。
- Qどのくらいの期間で効果が出ますか?
- A
個人差はありますが、1ヶ月ほどで変化を感じ始め、3〜6ヶ月で安定して改善する方が多いです。
【無料の体質カウンセリング実施中】高校生のお子さまの「朝起きられない」は体からのSOSかもしれません
起立性調節障害は、「怠け」や「心の弱さ」ではなく、体質的な問題です。
当店では、お子さま一人ひとりの体質に寄り添いながら、心身両面からのサポートを行っています。