朝起きれない、頭痛が長く続く、身体が重だるい、めまいでフラフラする、、、このような症状でお悩み方は起立性調節障害の可能性があります。特に小学校高学年〜高校生に出やすく、サボっていると勘違いされてしまう方も多いです。
これらの症状は漢方で改善することができます。受験や学生生活等、将来にとって大切な時期を健やかに過ごせるようにしっかりと治しましょう。
大阪漢方薬房では500人以上の起立性調整障害の患者さんの治療実績があり、94%以上の改善率を誇ります。
起立性調節障害の主な症状
- 朝起きれない
- 身体の重だるさ
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 動悸
- 吐き気
- 夜眠れない
症状は人によって若干変わってきますが、特徴的なのは午前中に調子の悪さが続き、夕方以降は元気になることが多いです。酷い場合では頭痛やめまいがしたり夜寝られない、だるさが一日中続くといった症状が出ることもあります。また、症状が長引くと気分の落ち込みや不安感などの鬱症状も引き起こされることがありますので注意が必要です。
起立性調節障害の原因は
自律神経のバランスが崩れてしまうことによりこのような症状が起こります。思春期の身体の変化や学校や仕事等のプレッシャーやストレスから自律神経が乱れてしまうことが多いです。自律神経とは緊張や活動するときに働く交感神経と、休息やリラックスするときに働く副交感神経があり互いに相反する役割を担っています。このバランスが崩れてしまうと朝起きたときにリラックスする副交感神経が働いてしまい、起きたくても身体が休もうと重だるくなります。逆に就寝時に交感神経が優位になると興奮状態になりなかなか寝つけなくなってしまいます。
起立性調節障害の漢方治療
大阪漢方薬房では起立性調節障害は水毒と気が首から上に籠っている状態と捉えます。水毒とは身体の余分な水分が悪さをして様々な症状を引き起こします。特にめまいや自律神経が乱れる原因になるのです。そして首から上に気が籠ることで頭痛やふらつき、無意識の緊張などが出てきます。身体の水捌けを良くし、籠っている気を発散することで根本から改善していきます。
漢方治療症例
17歳
高校3年生の男子。受験のストレスからか1月頃から調子を崩し、学校へ行けなくなってしまう。朝は11時まで起きれず、夕方までは身体のダルさと頭痛がある。夜も少し寝つきが悪い。受験までには体調を整えたいと7月にご来店されました。
飲み始めて1ヶ月程で寝つきが良くなり、起きる時間が少し早くなる。2ヶ月目で頭痛が無くなるがダルさはお昼くらいまである。受験のストレスもあり、少しの間症状は一進一退を繰り返す。5ヶ月目で疲れやすさは少しあるが症状はほぼ無くなる。
無事に志望校を受けることができ、合格もされたようで喜ばしいです。
14歳
中学2年生の女子。小学生の頃から朝が起きにくかったが新学期が始まった春頃から悪化。一日中の頭痛と朝のダルさ、生理前になると昼間で起きれなくなってしまう。以前に起立性調整障害を改善された方からのご紹介でご来店されました。
2ヶ月程でダルさは無くなり朝も起きれるように。しかし頭痛だけはなかなか改善しませんでした。3ヶ月目の時に自律神経を整える漢方薬から女性ホルモンを整える漢方薬に切り替えたところ頭痛が徐々に良くなっていき、症状は完全に無くなり漢方治療も終了となりました。
よく使う漢方薬
- 苓桂朮甘湯
- 半夏白朮天麻湯
- 五苓散
- 人参湯など
体質に合わせて細かい調整が必要になりますので自己判断で漢方薬を使用することはおすすめできません。また、これらの漢方薬を飲んでも効果が無かった方も専門的にしっかり体質に合わせれば改善されますのでご相談ください。
よくある質問
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相談料はかかりますか?
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相談料はいただいておりません。お気軽にご相談してください。
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起立性調整障害の漢方薬の金額は?
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患者さんによって異なりますのでおおむね次の価格を参考にしてください。
基本となる1薬方の場合
1週間あたり3500円~4200円前後複数の薬方が必要な場合や、補助剤を使用する場合
1週間あたり5400円~7700円前後しっかり治すためにはある程度の期間、漢方薬を飲み続ける必要があります。続けられるご予算内での提案もしておりますので遠慮なくご相談ください。
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どのくらい飲むと治りますか?
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起立性調整障害の症状の変化に気づくまでに2~4週間ほどかかることが多いです。完全に症状が消えるまでは最低でも3ヶ月、平均すると半年程になります。
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他のお薬と併用しても大丈夫ですか?
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基本的には漢方薬は食事の延長線上のようなものですので服用可能なものが多いです。稀に昇圧剤を飲まれている方で起立性調整障害の治りが悪い場合があります。
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漢方薬に副作用はありますか?
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漢方薬でも副作用が出る場合はあります。 ただし質の良い漢方薬と正しく運用できる知識があればほとんど出ません。漢方薬には漢方薬独特の症状の見極め方があり、それに従わないと症状が悪化する場合があります。巷で言われている漢方薬の副作用のほとんどが誤用、もしくは質の悪い漢方薬によるものです。